育児に忙しい毎日に、“ちょっといいおやつ時間”を

育児に忙しい毎日に、“ちょっといいおやつ時間”を

「知育って大事なのはわかるけど、正直なかなか時間がない…」
毎日の家事や仕事に追われながら、子どもの成長にもしっかり関わりたい。そんな忙しいお母さん達にこそ知ってほしいのが、「知育食玩(ちいくしょくがん)」の魅力です。

「食玩」と聞くと、なんだかただのおまけ付きお菓子のように思えるかもしれません。でも実はこれ、遊びながら知的な力を育む“知育ツール”としてとても優秀。特に3歳前後のお子さんにぴったりなんです。

今回は、「知育食玩って実際どうなの?」という疑問に答えながら、

知育の視点から見たメリットや取り入れ方をお伝えします。


🔹 「知育」とは、「考える力の土台づくり」

まず「知育」とは、記憶力や観察力、集中力、空間認識力など、子どもがこれから生きていくうえで欠かせない“考える力”のベースを遊びを通して育てていくこと。
とはいえ、「毎日手作りのおもちゃで知育しなきゃ!」と思うとプレッシャーにもなりますよね。だからこそ、日常の中に“気軽に”取り入れられるものがあると助かります。

それが、インターネットやスーパーで手軽に買える「知育食玩」なのです。


🔹 知育食玩が育む3つの力

① 指先を使って“脳”を鍛える
小さなパーツを「つまむ」「押し込む」「組み立てる」など、食玩は自然と指先を使う遊びになっています。この“指先の運動”は、脳の前頭葉を活性化してくれると言われています。
特に3歳児は「自分でやってみたい!」という気持ちがぐっと高まる時期。完成したときの達成感が「自分でできた!」という自信にもつながります。

② ごっこ遊びで“想像力”&“言葉”を伸ばす
「レストランごっこ」「お店屋さんごっこ」など、食玩の中には“ごっこ遊び”に使えるものもたくさん。大人のやりとりをまねしながら遊ぶことで、社会性や言語力、想像力を自然と育てることができます。
食べ物やジュースのミニチュアで遊ぶことで、日常生活への理解も深まります。

③ 「作る・完成させる」達成体験で意欲UP
中には、説明書を見ながらパーツを順番に組み立てていくものも。こうした工程は、粘り強さ・集中力・順序立てて考える力を養ってくれます。
初めはうまくできなくても、親と一緒に試行錯誤しながら完成させる体験は、子どもにとって何よりの学びです。


🔹 「知育菓子」もおすすめ!
遊びながら学ぶ”実験タイム”

知育菓子も、遊びと学びが詰まった優れたアイテム。色が変わったり、ふくらんだり、固まったり…まるで理科の実験のような工程に、子どもは夢中になります。
水を計って入れる、粉を混ぜる、トッピングをする――こうした工程は、手先の器用さだけでなく、観察力や“考える力”を育ててくれます。
また、「どうしたらもっと可愛く作れるかな?」「次はどんな味になるんだろう?」というワクワクが、子どもの想像力をくすぐります。


🔹 忙しくても、取り入れやすい理由
「そんなに良いのは分かったけど、うちに取り入れられるかな…?」という声も聞こえてきそうです。

大丈夫。知育食玩は、忙しい毎日に“無理なく”取り入れられる工夫がたくさんあります。

・インターネットやスーパーで手軽に買える

・おやつタイムにそのまま遊べる

・コンパクトだから収納に困らない

・ご褒美や外出時の“お助けアイテム”にもなる

1回の遊びが短くても、日々の積み重ねが大きな成長につながります。


🔹取り入れる際の注意点

効果的に楽しむために、以下のポイントにも注意してみてください。

・対象年齢を確認する
→ 小さな部品は誤飲の危険も。3歳児には「3歳以上対象」と書かれたものを。

・お菓子の内容をチェック
→ 知育目的でも糖分の摂りすぎには要注意。毎日は避けつつ、バランスよく。

・最初は一緒に楽しむ
→ 最初のうちは、ママがそばにいて「楽しい!」という体験を共有することが何より大切。ママの関わりが、子どもの知育効果をグッと引き上げます。


「楽しい時間」は最高の学び

子どもの成長にとって、「楽しい!」と思える体験は何よりの学びのきっかけになります。

無理に教材を買ったり、時間を作ったりしなくても、ちょっとしたおやつの時間に、知育食玩を取り入れてみてください。

「これなあに?」「どんな風に作るのかな?」
そんなふうに声をかけながら一緒に遊ぶだけで、子どもは自然と学んでいきます。


「ママも楽しむこと」が、最高の知育効果を生むカギ。

おやつをただ“食べる時間”から、“学びのあるひととき”へ。
知育食玩で、親子の時間に小さなスパイスを加えてみませんか?

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